「簿記の知識と看護師を組合わせた働き方はないかな」
「簿記って一生食べていける資格って聞くけど実際どうなんだろう」
社会人におすすめの資格として、簿記はよくあげられます。
一般企業で働く人なら、簿記の知識を生かせる場面は想像がつきますが、看護師や医療職となるとピンとこない方は多いでしょう。

この記事では、元看護師の私が在宅ワークを模索する中で、
「看護師免許と簿記知識を生かした働き方はないか」
そんな考えで情報収集したことをまとめます。
同じような疑問を持っている方の参考になる内容です。
そもそも簿記とはどんな資格?
簿記とは下記のようなスキルです。
簿記とは「帳簿記入」という意味で、企業のお金の動きを日々記帳するための技術。
簿記の知識を得ることで、経営状況や財務状況を明らかにすることができる。
また、簿記の知識があることでビジネス関連のニュースにも強くなるでしょう。
簿記は、看護職のような国家資格ではなく、公的資格という分類になります。
お金の流れを見ることや数字が好きな方におすすめな資格です。
代表的な簿記の資格は「日商簿記」で、3級から1級まであり、一般的に2級以上を持っていることで就職や転職に有利と言えます。
看護師と簿記の資格を組み合わせた仕事はない
看護師としての業務に簿記の資格を直接的に生かせる仕事は、残念ながらありませんでした。
正確に言えば、私は見つけられませんでした。
医療施設などの、経営や運営であれば簿記の知識がおおいに役に立ちますが、看護師免許がなくてもできる仕事がほとんどです。
しいて言うならば、簿記の知識があることで、看護師業務におけるコスト意識を持てます。
現場に出たことのある看護師や助産師なら、「物品」や「コスト」という言葉はよく耳にするでしょう。
限られたコストやお金の中で、質の良い看護を行うにはコスト意識を持つことは重要です。
看護師免許と簿記の資格を生かした転職をしようとしている方は、方向性を考え直すことをおすすめします。
体験談「とりあえず簿記を勉強をしてみよう」
看護師や助産師の仕事と、簿記を組み合わせた仕事は見つかりませんでしたが、
- 「無職で時間はある」
- 「これからのことも決まっていない」
- 「医療職以外の仕事にも興味はある」
「とりあえず勉強を始めて資格を取ってみよう」
という考えに至りました。
勉強して分かったことは下記です。
- 初めの簡単な内容は楽しく勉強できた
- 途中から難しい言葉や覚えることが増えて勉強ペースが落ちた
- 「数字は得意ではない」と分かり、勉強終了
私は、YouTube動画で独学で勉強をしました。
何か目標があればもっと本気で続けられると思いますが、「とりあえず」という気持ちではやはり継続できませんでした。
ただ、おおまかに一通りの範囲には目を通せたので、また何かのタイミングで本気で簿記を取ろうと思えば、勉強の再開はしやすいとポジティブに思っています。
看護師資格を持つ者に簿記はほんとうに必要ないのか
簿記は一生困らない資格と言われますが、正直なところ看護師も一生ものの国家資格です。
そのため、資格マニアでもない限りあえて簿記を取る必要はないといえます。
ただ、将来的に訪問看護ステーションや、助産院などを開業したい、または起業をしたいという方には、簿記は持っていて損はない資格です。
また、「世の中のお金の流れに詳しくなりたい」「FP(ファイナンシャルプランナー)にも興味がある」というような人にもおすすめできます。
さらには、家計管理にも生かせる知識であるため、お金の管理が好きな人には打ってつけな資格といえます。
まとめ
この記事では、看護師と簿記の資格を生かした仕事について、私の調べたことをお伝えしました。
簿記の知識を直接的に生かした看護や助産の仕事はないといえます。
看護師や助産師として簿記の資格を取るというよりは、「お金の管理が好き」「お金の流れに詳しくなりたい」という思いのある人におすすめしたい資格です。
看護師や助産師であることは置いておいても、簿記に興味がある人は一度勉強してみることをおすすめします。
資格取得まではいかなくても、知識として知っているだけでも今後の人生の役に立つでしょう。

コメント